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シルクのお手入れの基本

シルクのお手入れ:基本9箇条

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 シルクのお手入れの基本は、以下の9点です。次の点を守って、大事なシルクを末永く使ってくださいね。

(1)あまり頻繁に洗わない

 あまり頻繁に洗うと、生地がすれることでシルク独特の光沢が失われていきます。洗い過ぎに気は気を付けましょう。

(2)色落ちと色移りに気を付ける

 シルクは、色が抜けやすい素材です。裏側のあまり目立たなう部分を見ずにつけて色落ちするか試してみて、あまり色が抜けそうでしたら個人で洗うのはやめた方が賢明です。また、白い部分に色移りすることもありますので、色落ちがあるシルクは十分に気を付けて下さいね。

(3)低温で洗う(30℃以下)

 シルクは髪の毛と同じアミノ酸系タンパク質からできています。非常にデリケートなため、30℃以下のぬるま湯で洗うのをおすすめします。

(4)石鹸を使う

 シルクは髪の毛を洗うのと同様に、純石鹸かシャンプーを使いましょう。弱アルカリ性の石鹸を使う場合は、アルカリ性から中性にするために重層を混ぜてpH調整します。

 石鹸やシャンプーは事前に洗面器かバケツに溶かして使います。直接シルクにかけてはダメですよ。

(5)手洗いにすること

 大事なシルクは、洗濯機で洗うのは厳禁です。しわが寄って織物の形が崩れてしまうことが多いので気を付けましょう。

(6)こするのは厳禁、押し洗いか振り洗いで!

  シルクはこすると、繊維が傷んで白っぽくなって本来の光沢が失われます。そっと、押し洗いかぬるま湯の中で振り洗いをしてくださいね。

(7)すすぎはしっかり(30℃以下で)

 すすぎも、洗う時と同様にたっぷりのぬるま湯で、軽く押したり振ったりして十分に石鹸を取りましょう。2-3回、ぬるま湯を入れ直してやるのがおすすめです。

(8)脱水は短めに

 脱水はできるだけ短い時間(5-10秒程度)にして、様子を見ましょう。全自動洗濯機は、脱水をすると実際に回るまでタイムラグがありますので30秒から1分程度で様子を見ましょう。

 タオルの間に挟んで水分を取ることもかなり良い方法です。こすれないように十分に気を付ける必要があります。大き目のタオルで、そっと水分を取ります。

(9)アイロンがけは低温で

 アイロンがけは、脱水の後の生乾きの状態で行います。裏側にして、低温(130度ぐらい)でおこないます。スカーフの場合は直接でも良いですが、衣類の場合は、当て布をするほうが良いでしょう。