旅に必要な鉄板クレジットカード 10選
旅に持っていく鉄板クレジットカード
クレジットカードを紹介しているサイトはたくさんありますが、ここでは「旅」と限定したときに持っていくべきクレジットカードについて考えてみたいと思います。
旅の目的は皆さんいろいろだと思いますが、単にクレジットカードならば何でもよければ無料のカードが沢山あります。それならば、ここで紹介するまでもありません。エッジハイカー的には以下の4点に着目して、鉄板クレジットカードをご紹介したいと思います!また、利用目的がはっきりしているので、シンプルかつ分かりやすく!
1.空港ラウンジを利用したい
2.マイレージを貯めたい
3.海外旅行傷害保険を利用したい
4.航空会社の上級会員を利用したい
1.空港ラウンジを利用したい
では、まず行きましょう!まず1番目です。
海外旅行をする場合も、どこへどれぐらいの頻度で行くかによって空港ラウンジの利用が必要なのかどうか考える必要があります。しかし、安いチケットを買うとトランジットの接続が悪く、数時間から半日待たされることもあります。そんな時は、空港内の固い椅子に座っているのはかなりきついです。店長も空港内のラウンジを利用するビジネスクラスの方を尻目に、空港の椅子で何度も横になって寝た経験があります。ラウンジ使いたい!!って切実に思うのですよね。そんな時は。もちろんご飯食べたり、飲み物自由ですが、トイレはきれいだし、シャワーもあるし、新聞も雑誌も見放題なのでかなりぜいたくな気分を味わえます。
クレジットカードでも、ゴールド、プラチナ、ダイナースなどは、カードラウンジがありますのでもちろんそこを利用することも可能です。しかし、空港ラウンジは格が上ですし、設備関係が全然違うのです。
そんな時、まずはプライオリティ・パスの利用ですね。
プライオリティ・パスは世界中の空港の950か所以上で使えるラウンジ無料パスとなります。いろいろと制度がコロコロ変わるのですが、現在はプレステージの会員でUS399ドルです。プレステージの会員ですと本人はすべて無料、同伴者は27ドルです。US399ドルは結構高い値段ですね。このパスをクレジットカードによっては、なんと無料で手に入れることが出来るのです。
それでは、どこが良いかということを検討してみます。まずカードの種類によって、手に入れられるかどうかが違います!
プラチナカード:プライオリティ・パスは、かならず入手可能
ゴールドカード:プライオリティ・パスを発行している会社もある
ノーマルカード:プライオリティ・パスを発行している会社もある
プラチナカードは、年会費が結構高いです。安くても2万円はします。一方で、ゴールドとノーマルカードの特典では必ず手に入れられるという訳ではありません。プラチナの年会費を払えば、プライオリティパスは手に入れられますが、できるだけ安くプライオリティパスを手に入れたい。
それを満たす鉄板カードは何かというと、、、、楽天プレミアムカードです。
鉄板1:楽天プレミアムカード
年会費(本人):10,000円+税
楽天ポイントやら、いろいろと触れ込みがありますが、ここではラウンジ利用というトラベラー的視点のみを重視します。
年会費10,000円+税で、世界400空港950ヵ所以上のVIPラウンジが回数制限なしで無料利用できるプライオリティ・パス(プレステージ会員/通常年会費399米ドル)を手に入れることが可能です。
年会費10,000円で手に入れられるのはこれしかありません。あと、利点としては実は楽天プレミアムカードはゴールドカードではありません。かといって、一般カードでもなく、その中間に位置する限りなくゴールドに近い一般カードですね。そのため、審査もそれほどきつくありません。
カードが比較的作りやすいという意味でもこれは鉄板でまちがいないでしょう!
鉄板2:MUFGカード プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費(本人):20,000円+税
家族会員:一人目無料、二人目以降3,000円+税
なぜ、これが鉄板なのかというと、このカードは家族会員もプライオリティ・パスが手に入れられるのです。その意味で、このカードは重要な位置付けとなります。例えば夫婦で二人のみの場合は、楽天プラミアムカードを旦那さんも奥さんも二人とも作れれば実は値段的には変わりません。でも奥さんがカードが作れない場合は、MUFGカード プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが最適ですね。また、二人目以降は家族カードの発行に3000円かかりますが、これでもプライオリティ・パスが手に入れられることを考えると、非常に有効と思います。
ただし、家族会員は本会員の配偶者・親・子供(高校生を除く18才以上)の方しか発行できません。なので小学生の子供とかがいると、ラウンジ利用に追加料金が発生します。家族構成によっては、そこがちょっと考えどころですね。
鉄板3:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費(本人):20,000円+税
このカードは、プラチナカードというカテゴリーなので、プライオリティ・パスを手に入れることが可能です。また、年間200万円以上のカード決済利用で、翌年度の年会費がなんと半額の10,000円+税になります。
そのため、年間200万円以上使うのであれば、プライオリティ・パスを手に入れて、なおかつプラチナのサービスも得られてしまのです!1万円が年会費ということになれば、楽天プレミアムカードと同様ですね。しかも、サービスはプラチナ!!カード決済残高が多い人はこちらの方がおすすめです。ビジネスと書いてありますが、もちろん一般の方も申込可能です。
2.マイレージを貯めたい
では、次は2番目です、マイレージを貯めたい時はどうでしょう。皆さんはどのマイレージプログラムに入会していますか?マイレージプログラムに入ると空港で様々なサービスを受けることが出来ます!また、無料航空券とも交換できるので、マイレージを貯めるのは重要です。
鉄板4:ソラチカカード(ANAマイルの時)
年会費(本人):2,000円+税(初年度無料)
このカード『ANA ToMe CARD PASMO JCB』(ソラチカカード)は、ANAマイルを貯めるという目的を達成するには最も重要なカードになります。その理由は、ポイントサイトで貯めたポイントを効率よく、良いレートでANAマイルに変換可能だからです。つまり、陸マイラーにとっては非常に重要なカードになります。詳しくは、他に詳しく解説しているサイトがありますので、そちらに譲りますが概要だけお伝えしますね。
ポイントサイトって何か?それは、GetMoney!やハピタス、ポイントタウンといったサイトのことです。ここでは、商品を買ったりするときに、このサイトを経由するとポイントを貯めることが出来ます。
例えば楽天で買い物をすると楽天ポイントがたまりますよね。これは楽天が行っているポイントプログラムですが、このポイントプログラム部分だけ別の会社がやっているようなものです。これが、GetMoney!やハピタス、ポイントタウンといったサイトです。
このポイントを、ポイント変換サイトを通して、メトロポイントに変換して、さらにANAマイルに変換します。ちょっと面倒ですが、この経由をすることで、効率よく非常に良いレートでマイルを貯めることが可能になります。そのため、このカードが陸マイラーにとって非常に重要な意味を持っています。
というわけで、陸マイラーにとって鉄板カードになります。
鉄板5:JALカード TOKYU POINT ClubQ(JALマイルの時)
年会費(本人):2,000円+税(初年度無料)
こちらは、JALマイルがたまるおすすめクレジットカードです。通常のJALカードの機能に加えて、東急ポイントが付きますのでJALマイルを貯めるのに最も適しているカードです。
JALマイルは、上述したANAマイルのようにポイントカードからの移行において高レートのものがないのです!つまり、上記のソラチカカードにあたるようなものがありません。基本的には、陸マイラーでは通常のクレジットカードのポイントを移行するということになります。
ただし、TOKYUポイントというすばらしい機能があるのがこのカードの特徴です。以下見てみましょう!
基本的に、常に最低1%還元
TOKYU CARD ClubQ JMBを利用して、TOKYUポイント加盟店で品物を購入したとしましょう。その場合は、
- 200円(税込)の購入につき=1Pの「クレジットポイント」(0.5%)
- 別途、0.5~10%の「加盟店ポイント」が付与されます。
つまり合計、1%以上となります。
東急百貨店では、年間にどれぐらい購入したかによって、10%までと幅が広いですが、10%ってすごいですよね!
それでは、TOKYUポイント加盟店以外ではどうなのか?
TOKYUポイント加盟店以外で買い物をすると、
- 200円(税込)の購入につき=1Pの「クレジットポイント」(0.5%)
- 「ご利用代金Web明細サービス」と「TOP&Webプラス」の登録をしておくと、別途0.5%の「上乗せポイント」が付与されます。
これで合計、1%ですね。
他にも、東急電鉄の定期券の購入で3%のポイント付与されるなど、東急ポイントがたまるのが大きいです。それをJALマイルに変換が可能です。
電子マネーを利用する人は、WAONやPASMOへのチャージでもJALマイルが貯まります。JALマイルを貯めたい人には是非ともおすすめです!
鉄板6:デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
年会費(本人):12,000円+税
このカードは、スカイチームのマイルを貯めるならばおすすめのカードになります。デルタのスカイマイルがカード利用額100円につき1マイル貯まります。これは、今まで紹介してきたカードと同じですね。また、このカードは一般ですが、入会時に5,000マイル、そしてカードの継続時に自動的に2,000マイルたまります。また、毎年ご利用金額合計100万円を超えると、3,000マイルです。これは、結構大きい!
そして、デルタ航空をカード支払いで購入したときは、なんと一般カードでマイルが2倍たまります。さらに、デルタ航空ファーストフライトボーナスマイルというものがありまして、入会してから6ヶ月以内に初回フライトがあった場合、なんとエコノミークラス搭乗でも10,000マイルが加算されます(注意:デルタ航空の便名がついた、つまりDLの便で、日本発着の国際線を往復でご利用いただいた場合に適用)。
また、上級会員資格として「シルバーメダリオン」が付与されます。こんなに特典の付くカードは他にはありません。
スカイチームのマイルを貯めるならば、まさに鉄板ですね。
3.海外旅行傷害保険を利用したい
次に、海外旅行傷害保険です。
海外旅行傷害保険付きのカードは、これはもう様々あります。オススメとしては、以下の3点を満たしていることです。
1.年会費が無料であること
2.自動付帯であること
3.基本的な保険内容を満たしていること。
鉄板7:エポス ゴールドカード
年会費(本人):無料(インビテーション有のとき)
エポスカードはゴールドなのに年会費が無料なのは、ありがたいことです。
一般のエポスカードを作ってから、年間に50万円以上を使ってインビテーションを待ちましょう。そうすると、年会費無料のゴールドカードの出来上がりです。
そして、このカードの海外旅行傷害保険は、なんと自動付帯です。つまり、このカードで決済していない海外旅行でも適用になるのです。ただ持っていればよいのです。これが大きいですね。ただし、国内旅行に関しては、このカードで決済したものでなければ有効にならないので気を付けましょう。
以下の内容を見ると分かりますが、エポスゴールドは基本的な海外旅行傷害保険の内容を満たしています。
<エポスカードゴールドの海外旅行傷害保険>
エポスゴールドカード | |
---|---|
傷害死亡・後遺傷害 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 1事故の限度額 |
300万円 |
疾病治療費用 1疾病の限度額 |
300万円 |
賠償責任(免責なし) 1事故の限度額 |
2,000万円 |
救援者費用 1旅行・保険期間中の限度額 |
100万円 |
携行品損害(免責3,000円) 1旅行・保険期間中の限度額 |
20万円 |
ただし、傷害治療、疫病治療、救援者などいまいち不安なところもあります。
その辺に関しては、以下の記事を参照ください。
4.航空会社の上級会員を利用したい
航空会社の世界三大アライアンスは、ご存知の通り、「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」の3つです。海外への旅行が多いと、ゆくゆくは上級会員を手に入れたくなります。そこで、以下のカードを紹介しておきたいと思います。
鉄板8:デルタスカイマイル・アメックスゴールドカード
年会費(本人):26,000円+税
デルタスカイマイル・アメックスゴールドカードは、もつだけで航空会社の上級会員資格を取得できる唯一のクレジットカードです。
このクレジットカードの会員になると、デルタ航空の「ゴールドメダリオン会員」という資格を得られます。それは、スカイチームエリートというスカイチームの上級会員資格も同時に得ることになります。
カードを持てばよい!!簡単ですね。ただし、上記で紹介したノーマルカードよりも年会費(26,000円+税)はちょっと高めです。つまり審査も、AMEXのゴールドに通らないといけません。そこはちょっと厳しいところもあります。
以下にその特徴を記します。
・基本は、カード利用額100円につき1マイル貯まる。
・入会時8,000マイル/毎年継続時3,000マイル
・デルタ航空を利用する場合、デルタ航空のウェブサイト(delta.com)でチケットをカード払い時にゴールドはなんと、3倍マイルたまります!
・年間利用金額が合計100万円を超えるごとにゴールドは5,000マイルが付与される
・入会してから6ヶ月以内の初回フライトで、エコノミークラス搭乗10,000マイル/ビジネスクラス搭乗/25,000マイルがたまります!
・上級会員資格ゴールドメダリオンの付与:これによりデルタ航空利用時に、ボーナスマイル、優先搭乗とチェックイン、預け手荷物+1個などの特典があります!
鉄板9:一般ANAカード
年会費(本人):2,000円+税(通常)
年会費(本人):1,025円+税(割引利用:マイ・ペイすリボ登録+年1回以上利用)
このカードは、今後スーパーフライヤーズカードに切り替えるときに必要となります。上記の「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」は、スーパーフライヤーズカードの用意がないため切り替えられません。そのため、スーパーフライヤーズカードを目指す人は、あらかじめ一般ANAカードを作っておくことをお勧めします。なぜなら、せっかくプレミアムポイントを50000ポイントためて、スーパーフライヤーズカードの会員資格を得たとしても、そのときにクレジットカード審査に落ちてしまうとどうにもならないからです。(それは本当に残念ですから、プレミアムポイントを貯めたいと年は、かならず事前にANAカードを作りましょう!!)
他にも以下のカードは、ANA VISA Suicaカード、ANA TOP&ClubQ PASMOマスターカードには、スーパーフライヤーズカードの用意がありません。気を付けましょう!!
鉄板10:JAL CLUB-Aカード
年会費(本人):10,000円+税
このカードも上記同様に、JALグローバルクラブ JALカードに切り替えるときに必要となります。
ちなみに、「JGCへのご入会には、JALカードの「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」「JALダイナースカード」「プラチナ」のいずれかをお持ちいただく必要があります」とありまして、この中で一番年会費の安いものは、CLUB-Aカード(10,800円(消費税込))ということになります。普通カードではだめなんです!!これが、ANAとは違いますね。
そのため、安価に作っておくならばCLUB-Aカードがおすすめです。上記と同様に、せっかくJALマイレージクラブのFLY ON ポイントを50000ポイント貯めてJALグローバルクラブに入る資格を得ても、そのときにクレジットカード審査に落ちてしまうと困ります。そのため、JALグローバルクラブを目指す場合は、CLUB-Aカードを取得してから切り替えるようにしましょうね!!その方が安全です。
最後に:店長オススメの鉄板クレジットカードの組み合わせ
最後に、店長オススメ組み合わせです!店長は、スターアライアンス系が多いので、いかの組み合わせが最適です。というか、そうしています!
・楽天プレミアムカード(年会費10000円+税)
・エポス ゴールドカード(無料)
・ソラチカカード(ANAマイルの時)(2000円+税)
合計、12000円+税
となります。これで、プライオリティパスをゲットして、無料の海外旅行傷害保険があります。ANAマイルを貯めることを目的としているソラチカカードはもっていくのかどうか?もちろん持っていきましょう!!なぜなら、ANA利用時は、
・ANA FESTA(空港の売店) 10%割引(1,000円以上)
・ANAの機内販売 10%割引(1,000円以上)
が利用できるのです。
そして、ANAマイルがしっかりたまりそうな年に、事前の一般ANAカードをカードを作成することです。
それでは、クレジットカードをうまく利用してよいエッジな旅を!